公益社団法人 日本表面真空学会



平成30年特別講演会「光触媒の今までとこれから」

主催

公益社団法人日本表面真空学会

共催

早稲田大学 先進理工学研究科物理学及応用物理専攻

早稲田大学 先進理工学部 応用化学科

開催日

平成30年5月13日(日)15:30~17:00

締切日

2018年05月13日

会場

早稲田大学国際会議場 井深大記念ホール (東京都新宿区西早稲田1-20-14)
(都営バス「西早稲田」,「早稲田」バス停,東京メトロ東西線 「早稲田」駅が最寄となります)

プログラム

光触媒の作用とは、光を吸収することで励起された電子や電子の抜け殻であるホールがそれぞれ界面で化学反応を起こすことであり、その研究が活発化した発端は間違いなく、約50年前の1967年の『本多・藤嶋効果』の発見である。二酸化チタン(TiO2)に水の中で光を当てると、水が分解されて水素と酸素が発生する系であり、クリーンエネルギーサイクルの中で燃料と位置づけられる水素を生み出す技術として注目されている。それに加えて、TiO2は特に強い酸化力をもつホールを生じ、微弱な光照射でもそこに吸着した有機物を効率的に分解できること、また、光照射によってその表面が水になじみやすくなる超親水性効果をもつことから、塗布することによって、室内では抗菌や抗カビに有効な壁、屋外では曇らないミラーや汚れず光量の落ちないライト、汚れが雨で洗い流されるテントなど、多方面に応用範囲が広がっている。学術的な面ばかりでなく、このような応用面も藤嶋先生が中心となって先導されてきている。

 本学会の長年の会員でもいらっしゃる藤嶋先生は、昨年文化勲章を受章されました。あらたな学会の出発となる記念すべき時に藤嶋先生に特別講演をお願いできることは、大変喜ばしいことです。この特別講演会は本会の会員でない方も自由に聴講できます。皆様の周囲の興味をお持ちの方々をお誘いの上、多数のご来場をお待ち致しております。

特別記念講演ポスターはこちら

申込方法

申込みは終了しました。



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