日本表面真空学会
2020年10月27日(火)14:00 ~ 16:30
2020年10月21日
オンライン開催
近年は宇宙開発のニュースを多く聞くようになっています。当委員会の今回の例会は、「宇宙」に関連する話題を2名の講師をお招きし講演して頂きます。最初に静電気制御機器と表面改質装置で有名な春日電機株式会社の最上智史様に真空装置内の除電システムの開発について講演して頂きます。宇宙技術を地上に応用するというユニークな成果を紹介して頂きます。次に、世界における超小型衛星の第一人者の東京大学・航空宇宙工学専攻の中須賀真一教授に「超小型衛星による新しい宇宙開発利用への潮流」と題した講演を頂きます。中須賀真一教授には3年前にこの第296回例会で講演して頂いたことがあります。今回は、その後の多くのベンチャーが生まれるなどの昨今の目覚ましい成果を概観して頂けると期待しています。
当例会は、今年1月以後新型コロナウイルスにより久しく開催できていませんでした。今回はWebセミナー形式で開催する運びとなりました。皆さま多数のご参加をお待ちしております。
開催方法
Webセミナー形式(ZOOMを使用)
プログラム
14:00~14:10 開会挨拶
(日本表面真空学会 産業連携・会員増強委員会 委員長)大岩 烈
14:10~15:10
1. イオンエンジン技術を応用した真空除電システム
(春日電機株式会社 開発部 開発課)最上 智史
[講演要旨]
従来の真空除電技術と比べて100倍以上の速度で真空中の帯電した物体を除電することができる真空除電システムを開発した。この真空除電システムは「はやぶさ2」で使用されているイオンエンジン中和器を地上転用したものである。この真空除電システムに関して紹介する。
15:10~15:20 休憩
15:20~15:25 産業連携・会員増強委員会より事務連絡
15:25~16:25
2. 超小型衛星による新しい宇宙開発利用への潮流
(東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授)中須賀 真一
[講演要旨]
近年、100㎏以下の超小型衛星は、その超低コスト・短期開発の特性を生かし、新しい宇宙開発の世界を構築しつつあり、大学、ベンチャー、新興国などによる、新しい宇宙利用やビジネスも現れてきた。東京大学は世界初の1㎏衛星の成功を皮切りに11機の打ち上げ運用に成功した。本講演では、東京大学の歴史を中心に、そのような超小型衛星の意義、技術、将来の展望などを概観する。
16:25~16:30 閉会挨拶
(日本表面真空学会 産業連携・会員増強委員会 副委員長)入江 則裕
禁止事項
本例会参加にあたり、下記の行為を禁止します。ご協力お願いします。
(1)例会への参加申込者以外が例会を視聴すること
(2)例会のミーティングID、パスワード、URLを第三者に知らせること
(3)発表画面、音声等をパソコンやその他の記録メディアに保存すること
(4)発表画面、音声、資料等をインターネット上のネットワーク配信サイト等へ配布すること
(5)他の参加者又は講師に迷惑・不利益を与える行為
(6)その他著作権法等の法令に反する行為
70名(先着順にて定員に達し次第締め切ります。)
無料
申込みは終了しました。
問合せ先
公益社団法人日本表面真空学会 事務局
E-mail: office@jvss.jp
本件担当
日本表面真空学会 産業連携・会員増強委員会 冨江 崇(大亜真空(株))
日本表面真空学会 事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-16 石川ビル5階 TEL:03-3812-0266 FAX:03-3812-2897 Email: