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[ml] 【締切間近】第9回表面科学上級技術者資格認定試験のお知らせ

対象：会員および一般

速報発信者：中村　誠（富士通、表面科学技術者資格認定試験担当）

第9回表面科学上級技術者資格認定試験のお知らせ

＜受験料が変更され、受験しやすくなりました＞

1．表面科学上級技術者資格とは

　表面科学上級技術者（Surface Science Senior Engineer: SSSE）資格は、特定の手法に関する専門的知識・技能に限らず、周辺分野に関しても深く精通していると同時に、分析・解析に関する方針を立て、他の技術者を指導できるなどの能力を有することを認定するものです。SSSE資格の認定では、表面科学専門技術者（SSPE）資格を有している方が、以下4．に掲げる科目のうち既に有している同資格とは異なる分野の科目で合格することが求められます。資格認定試験合格者には認定証および認定カードを授与し、氏名、所属をweb上で、また、氏名を会誌「表面と真空」で公表します。

2．受験資格

　表面科学専門技術者（SSPE）資格を有することが必要です。年齢、学歴による制限はありません。下記4の試験科目に記載の分析・解析手法のなかで、既に有しているSSPE資格とは異なる分野のうちの受験しようとする科目に関して、3年以上の実務経験（分析・解析、開発、研究、教育など）を有することが必要です。

3．試験の方法

　試験は、下記4の試験科目のうちの既に有しているSSPE資格とは異なる分野の科目一つに関する受験者によるプレゼンテーション（10分）、および、それに関連した口頭試問（50分程度）によって行います。プレゼンテーションは、受験者自身が行った解析例、解析手法、装置等に関するもので、使用するスライド（Power Point ファイルなど）は提出締切日（試験日より3週間以上前）までに提出していただきます。理工系の大学1年生にも理解できるわかりやすいプレゼンテーションが求められます。また、「SSPEとして求められる知識及び技能」を踏まえた内容が求められます。但し、機密事項に関する発表・回答（例えば、具体的な物質名、試料調製法等）は求めません。

プレゼンテーションと口頭試問の目的は、その試験科目の分析手法や解析手法に関して基礎および専門的知識と技能を有すること、また、自立的に未知試料などの分析・解析を実行できる能力を有することを確認することです。口頭試問は、専門技術者2次論述問題例のような内容ですが、口頭で回答できる内容です。さらに、分析・解析に関する方針を立て、他の技術者を指導（研究・開発倫理を含む）できるなどの能力を有することを確認するための事項を含みます。

4．試験科目

　次の科目（分析・解析・実験・理論手法など）の中から既に有しているSSPE資格とは異なる分野の科目１つを選び、それに関する基礎的・専門的知識および技能、さらにプレゼンテーション等のコミュニケーション能力および表面科学技術に関する指導能力を試験します。（科目の番号は「SSPEとして求められる知識及び技能」に対応しています。）

　第1分野：(1)電子顕微鏡（TEM、SEM等）、(2)EPMA、(3)表面顕微鏡、(5)電子回折、(6)EBSD（後方散乱電子回折）

　第2分野：(4)X線回折

　第3分野：(7)SPM

　第4分野：(8)AES、(9)XPS、(10)UPS

　第5分野：(11)D-SIMS、(12)S-SIMS

　第6分野：(13)イオン散乱

　第7分野：(14)FEM、FIM、AP

　第8分野：(15)振動分光

　第9分野：(16)薄膜成長（PVD、CVD、電気化学的手法、エリプソメトリ等）

　第10分野：(17)シミュレーション・理論計算

　第11分野：(18)表面分析装置（設計・製作）

5．試験日時・試験会場